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  • インタビュー

2023.04.01

【ヴィーガン料理家:リト史織さん】モチっとふわっと食感が特徴。グルテンフリーでカラダに優しいお米のパン

より手軽に、おいしく、安全な素材でパンを作りたい。

そんな思いから、小麦粉に米粉をブレンドしてグルテンを利用してこねる一般的な米粉パンではなく、小麦粉を一切使用しない、お米そのものを使って焼き上げるグルテンフリーのパン。
そんな画期的な製法を開発したヴィーガン料理家リト史織さんの生米パンは、お米とミキサーがあれば誰でも簡単におうちで作れ、和食にも洋食にも合うと注目されています。

生地を捏ねるパンではなく、全ての材料が滑らかになるまでミキサーで混ぜるだけ!
一般的なパンの作り方と比較して、作業工程がとても簡単で、発酵も1回だけ。幾つかの作業工程ポイントを掴めば誰でも簡単に作れます。

リトさんがこだわっているのがミキサー

普通のミキサーでも作れるけど、バイタミックスを愛用しています。
その理由は・・・
トロ~りと滑らかな美しい生地が短時間で簡単にできるから。何本分もの生地をまとめて作れて、お手入れが簡単というのも愛用している理由のひとつ。

生米はパンだけじゃない

生米を使ったレシピは、パンだけではなく、ブラウニーや和菓子などのスイーツも。簡単に作れる生米スイーツのレシピ本も人気で、「リト史織さん」の教室は予約が取れないほどの人気ぶり。
身近なお米で簡単に多様に作れるとバイタミックス公認インストラクターもハマるほど!お米とバイタミックスがあれば誰でも簡単に作れる。

―リトさん
お米を炊くようにお米を焼いてほしいなと考えているので、身近な材料で、なるべくシンプルに作れるレシピにするように心がけました。

【my recipe】リト史織さんの生米パンレシピ

【材料】※2.0Lのワイドコンテナの場合は2倍量にしてください。
A 米115g(浸水済150g)、油13g(大さじ1)、メープルシロップ8g(小さじ1)(または砂糖5g+水5g)、塩2g(小さじ1/2弱)、湯(つくり方参照)70〜75g
B 酵母3g(インスタントドライイーストの場合は2g)

【準備】
1. 軽く洗った米を浸水(2時間~3時間)させます。
2. 型にオーブンシートを敷き準備しておきます。
3. 湯(約50℃)を準備しておきます。
4. 攪拌(かくはん)の直前に①の米をザルにあげ、水気をしっかり切ります。

【作り方】

1. Aの材料をバイタミックスの容器に入れ、最後にBの酵母を入れ蓋をします。

2. 最高速度で攪拌します。30秒程度回しては止める動作を2~3回ほどくり返し、途中、容器の側面に飛び散った生地を、ゴムベラでこそぎ落として全体を均等に攪拌します。
*長時間連続してミキサーを回すと、生地の温度が上がりすぎることがあるので注意。ぬるま湯の温度は季節や他の材料の温度によって調節する。

3. なめらかになったらOKです。

4. 型に生地を流し込み、霧吹きで表面全体に行きわたるくらいの霧を吹き、ふたをします。
5. オーブンの発酵機能を使って40℃で15~20分発酵させます
6. オーブンを180℃に予熱します。

7. 予熱が完了し、生地がもとの2倍程度にふくらんだら、焼く直前に表面に霧を吹き、30分焼く。

8. 表面にこんがり焼き色がついていたらオーブンから出す。粗熱を取ったら型から出し、完成です。

毎日食べたいしっとりモチモチ生米パン

「今日は(炊飯器で)お米を炊こうか、バイタミックスでパンにしようか」
バイタミックスがあれば選択肢が増えて、そんな会話が日常的に飛び交いそうですね。

【profile】リト史織

生米パン、生米スイーツの開者。大学卒業後、現エコール辻東京辻日本料理マスターカレッジで学ぶ。その後、飲食店、洋菓子店などに勤務。出産後、マクロビオティック、米粉、グルテンフリー、ローフードなどのインストラクターになる。現在商品開発、メディア出演、レシピ監修などをしながら生米パン講座、生米成形パン講座、生米スイーツ講座(準備中)を開催。講座は常にキャンセル待ちで予約が取れないほどの大人気。著書「はじめての生米パン」「もちふわ生米スイーツ」「毎日食べたい生米パン」