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田中杏子さん

田中杏子さん

『Numéro TOKYO』編集長。
ミラノでファッションを学び、第一線で活躍するファッション・エディターのもとで雑誌や広告などに携わる。帰国後はフリーのスタイリストとして活動。『流行通信』や『ELLE JAPON』の契約スタイリストを経て、『VOGUE NIPPON』に編集スタッフとして参加。2005年11月より雑誌『Numéro TOKYO』編集長を務める。著書に『AKO’S FASHIONBOOK』(KKベストセラーズ)がある。

“きれい” をつくる朝ごはんと自分時間
“きれい” をつくる朝ごはんと自分時間
“きれい” をつくる朝ごはんと自分時間

“きれい” をめざすなら、「食」の見直しに加え、自分自身と向き合う内観が必要。
迷いがなくなり、必要なものを選び取れるいい流れも生まれます。

迷いなく決断するためには、食事や朝の瞑想時間を大切に
迷いなく決断するためには、
食事や朝の瞑想時間を大切に

ファッション界をリードし続けて25年。スタイリストであり、
『Numéro TOKYO』の編集長でもある田中杏子さんは、
忙しいからこそ、「食」やひとりになる時間を大切にしています。


編集者は人と会うことが仕事。気を抜くとアフターファイブがすべて会食で埋まってしまうこともあるといいます。「フリーでスタイリストをしていた頃は土日もなく働いていましたが、子どもができてからはどんなに忙しくても週末だけは休みを取ろうと決めました。雑誌は毎月刊行するルーティンワークなので、仕事をどうセーブするかは自分次第なんです」田中さんは雑誌『Numéro TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)』を立ち上げ、10年以上も編集長を務めてきました。「人気ファッション誌の編集長」という忙しい仕事だからこそ、プライベートでは子どもとの時間を大切にしているそう。「会食は最低でも週3〜4回は入ります。夜は仕事で帰りが遅いので、朝起きてオープンキッチンでお弁当をつくりながら、向かい側で食事をしている娘とのおしゃべりを楽しんでいます。もちろん朝はバタバタしていますが、夜には会えない娘のためにランチタイムだけは母親の手料理を食べさせたいと思って、お弁当づくりを続けています」田中さんはお弁当づくりにバイタミックスを使っています。「もとの形が見えない市販のミンチ肉は使いたくないから、牛ステーキや鶏のもも肉などをバイタミックスにかけて、ハンバーグや鶏だんごをつくります。大きな塊もあっという間にミンチになるし、食材を入れてスイッチを入れるだけでとっても手軽。パンプキンスープや、冷凍フルーツにミルクを加えたアイスクリームなど、新しいレシピにもチャレンジしています」

ファッション業界では、「美」と「食」は切り離せない関係です。

ファッション業界では、「美」と「食」は切り離せない関係です。新しい美容法や食事法がブームになると、仲間内であっという間に広まっていくとか。「私も人に薦められてコールドプレスジュースや1DAYのジュースやスープクレンズを試したことがありましたが、すぐにからだに好転反応が出て、変化を実感できました。撮影時のケータリングにもこだわっているので、食事のレパートリーが何種類もあります。なかでも人気なのはブッフェスタイルの食事。ベジタリアンのモデルさんがサラダだけを取ったり、少しお肉を入れてみたりと、自分の体調や好みに合わせて自由にアレンジができます。雑誌の撮影は長丁場になることが多いので、合間の食事の質がいいと気分転換になります。脳の思考やモチベーションは食べ物によって左右されるといいますが、編集者の気遣いひとつで、誌面の雰囲気が左右されることも」

「野菜はなるべくホールフーズでいただきます」

「野菜はなるべくホールフーズでいただきます」
「慌ただしい毎日だからこそ、家で料理する時間を大切にしています」

「バイタミックスは忙しい朝にぴったり!食材を入れて回すだけでいいんです」

「バイタミックスは忙しい朝にぴったり!食材を入れて回すだけでいいんです」


ある一日の過ごし方
6:30 起床
6:30-7:00 娘の支度& お弁当づくり、見送り
7:00-9:30 簡単ストレッチ、瞑想、カフェオレを飲みながら身支度
10:30-11:00 会議、打ち合わせ、デスク作業、下見などをスタート(撮影の際は早朝出発なので、それに合わせてすべて前倒し)
13:00-14:00 昼食。繁忙期はデスクで昼食を取ることも。昼食後に会議、打ち合わせ、デスク作業、下見、撮影、ほか
20:00-23:30 会食
24:00-26:00 帰宅、入浴、就寝

1 ヘルシーな即席アイスクリーム 2 フルーツヨーグルト 3 かぼちゃを茹でたスープ

1 冷凍した旬のフルーツとミルクを加え、バイタミックスで混ぜるだけでヘルシーな即席アイスクリームが完成!

2 「ヨーグルトとフルーツをバイタミックスで軽く混ぜ、フルーツやシリアルをトッピングしてよく食べています」

3 「かぼちゃを茹でたスープごと、バイタミックスで混ぜるだけ。家ではいつもいろんなスープをつくっています」

「毎日の食事は心とからだをリセットしてくれる、大切な要素です」

朝は大体カフェオレ。ミルク入りなので満腹感があり、ランチまで持ちます


「毎日の食事は心とからだを
リセットしてくれる、大切な要素です」

『Numéro TOKYO』では日本のマーケットに合わせ、フランスのオリジナル版とは違う魅力的なコンテンツを発信しています。「雑誌が売れてもファッションページとして魅力がなければ意味がない」というのが創刊当初からの考えです。「業界でトップを走ってきた歴史があっても、時代の流れについていかなければすぐに読者が離れてしまうのでは、という焦りがあります。創刊時には30代だった読者の方が40代や50代になり、年齢を重ねていくなかでライフスタイルやファッションに対する意識も少しずつ変化してきています。今は洋服は着られればいいという人も増えてきましたが、いつの時代でもクリエイティブにおしゃれを楽しんでいくよろこびを、変わらずに伝えていきたいと思っています。時代の雰囲気に流されず、自分の感覚を信じて舵取りをしています」他誌が廃刊していくなかで、年間の発行数を減らして10冊にするという決断を真っ先にしたのも田中さんでした。「ほかと違うことをやってみて失敗したのでは許されないので、勇気がいりました。でも自分で正しいと感じたことは間違いないだろうとも思いました。そうしたぶれない決断をするためには、心とからだのメンテナンスが必要なので、朝の時間に瞑想をしています。東洋医学の先生に薦められて始めたことでしたが、やっていくうちに自分のなかで迷いがなくなり、何気なく選んだことでも、あとから『あれでよかったんだ』とストンと納得できるようになりました。その意味で毎日の食事も、心やからだをリセットしてくれる大切な要素です」

「撮影の際は、食事次第で場の雰囲気がよくなることがあるので、何を選ぶかはファッションと同じように大切!」

「撮影の際は、食事次第で場の雰囲気がよくなることがあるので、何を選ぶかはファッションと同じように大切!」