Vitamix

  • インタビュー

2023.04.12

【モデル/ヨガインストラクター:池田莉子さん】“楽しい”から始まる自由なヨガを伝えて、みんなをハッピーに【後編】

ヨガをあきらめる人を出さない
「置いていかないヨガ」

―「誰も置いていかないヨガ」をテーマに活動されています。
せっかくヨガをやってみたのに、ポーズができず「ついていけなかった」という声を多く聞きますが、ヨガってそんなものじゃない。みんな違っていてもいいんです。できないポーズがあっても「きつかったら、足は曲げなくてもいいですよ」と声をかければ、やりやすくなりますよね。できる人にはもう1段階上の動きを教えて、少しずつ段階を踏んで伝えることを心がけています。簡単なポーズしか行わないクラスと誤解されることもありますが、そうではなくて、いろんなレベルの人が無理せず、各々ができる範囲で楽しめるクラスにしています。

―若い世代にも伝えていきたいとか? 私もそうでしたが、若いスポーツ選手がけがで選手生活を断念したり、大事な試合に出場できないのは本当につらく悲しいこと。体感や筋肉を強化したり、正しい呼吸法を身に着けるためにぜひヨガを知ってほしい、やってほしいと思っています。最近は10代のインストラクターもいるので、今までやってきてよかったですね。

―自由な精神はヨガのクラスにも表れていますよね。 歌を歌ったり、アロマをたいたり、自分が好きなことを組み合わせたクラスを開催しています。ヨガのBGMはヒーリングミュージックのイメージがありますが、松田聖子さんの歌をかけることもあるんですよ。ヨガは「こうじゃなきゃいけない」ということはないと考えていますから、まずは自分が楽しいことが一番。それが長く続けられることになるのだと思います。

朝のお楽しみはVitamixで作るスムージー。
漢方素材も使用。

―「朝に欠かせない」というVitamix。使用歴は?
7年くらいでしょうか。最近はオーツミルクのスムージーがお気に入りで、パイナップルを入れたり、チョコを入れたり、日によって楽しんでいます。オーツミルク+チョコ+ベリーのスムージーがとってもおいしくて! 甘酒が好きなので、冬は甘酒とみかんを併せてホットにして飲んだりもしています。

―どんな点が気に入っていますか?
とにかく、なめらか! 「なめらかってこういうことなんだな」と思いました。以前は小さく安価なミキサーを使っていましたが、こんなに細かく砕けなくてフルーツの形が残っているのが当たり前だったので、ミキサーの概念を覆してもらいました。洗い物もラクですよね。洗い物が大嫌いなので、お皿や調理器具もこうしてガーッと回すだけで洗えたらいいのに、と思うくらい(笑)。

―スムージーを作るときのこだわりは?
少しだけ漢方素材を入れることです。プチ薬膳ですね。アロマもそうですが、自然の力に惹かれるのは母の影響。漢方・薬膳のインストラクターでもあるので、小さいころから慣れ親しんでいる素材です。
今回ご紹介するスムージーでは、通常はお茶にして飲む菊花をそのまま入れています。少し苦いのですが、気候が安定せず、自律神経が乱れやすい春先にはこの苦みがいいそうです。パセリやゴーヤのような感覚で、スムージーの味にアクセントを加えてくれます。クコの実を入れることもありますよ。漢方素材は体だけでなく心にもいいめぐりが回るので、よく知らないお茶やドリンクを飲むより私には合っている気がしています。「この冬ちゃんとケアしていたから、春も乗り切れるな」という安心感もありますしね。

ヨガ×好きなことを発信するスタイルを追求

―これからの目標を教えてください。
ヨガの入口を広げるのが私の使命。自分がヨガをとてもいいものだと思っているからこそ、伝えていきたいんです。やめたらもったいないですから。「楽しくヨガをしたい、続けたい」という人の入口を広げること、そして、楽しく長く続けられて、やればパワーをもらえるということを世界に広め続けていきたいです。

―モデルのお仕事や趣味も楽しみながら?
そうですね。ヨガだけでなく、キックボクシングや空手、二重飛びなど体を動かすことも好きだし、アロマや絵を描くこと、音楽、美術館巡りも好きだし、どれが欠けてもだめなんです。社長になりたいとか、そういう大きいビジョンはないけれど、自分が好きなことを発信しながら、みんなが笑顔で健康でいられたら幸せですね。

―そういうものがヨガの入口になることもありますね。
モデルをしている私のファッションを見て「ヨガもやる人なんだ」と興味を持ってくださってもいいし、入口があればあるほど、ヨガの世界に入ってくれる人が増えると思うんです。先日、展覧会に絵を出展したときは、年配の作家さんたちに椅子ヨガを教えたんですよ。作家さんってみんな作品作りで肩がこっていますから。今はいろいろな世界の人にヨガを教えているのが楽しいですね。みなさんを巻き込んでハッピーにしていきたいです。

最近、英語を勉強している池田さん。「勉強は大嫌いだけど(笑)、英語を話せるようになって『誰も置いていかないヨガ』をグローバルバージョンで教えられたらいいな」と目を輝かせて話してくれました。そのきっかけは、数年前にモデルとして参加したスポーツブランドのロサンゼルス撮影。スタッフ全員が英語で会話をしている中、池田さんだけ話せず、悔しい思いをたくさんしたそう。まさに「ピンチはチャンス」を実践中です。新体操に代わって新しい人生を与えてくれたヨガは「一生していると思います」。おばあちゃんになっても、おなかを出しながら派手なウエアを着て、お揃いのウエアの子供、孫と一緒にヨガをするのが夢だそうです。

【my recipe】エネルギー補給と疲労回復に!
リカバリー・スムージー

【材料(3~4人分)】
りんご1個、バナナ2本、レモン(皮を除く)2個、ブロッコリー3~4片、パセリ2本、小松菜2株、ヨーグルトドリンク200g、水400~500ml、菊花 ひとつまみ、氷 適量

①りんご、バナナ、レモン、ブロッコリーは適当な大きさに、パセリ、小松菜は適当な長さにカットする。
②①と残りの材料を全てバイタミックスに入れ、スムージーモード、またはダイヤルモード10(50秒)で回す。

【profile】池田莉子

5歳から新体操を始め、新体操の名門中学校へ入学。全国大会出場などを経て、疲労骨折により引退。そのころヨガと出合い、19歳でヨガインストラクター免許を取得。雑誌や広告、CM、ファッションショーなどに出演するモデル業と並行して、「誰も置いていかないヨガ」をテーマにヨガの魅力を1人でも多くの方に伝えるために活動中。2023年3月から毎月第1木曜に東京・代々木の「アンダーザライト ヨガスクール」でレギュラークラスを担当。

公式HP http://www.name-mgt.co.jp/models/profile/name/ikedarico
公式Instagram https://www.instagram.com/ricoikeda/
アンダーザライト ヨガスクール 公式HP https://underthelight.jp/