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2025.08.07
「高血圧=薬で治す時代」はもう古い?家庭で始めるトマトで血管ケア

ある日、夫の健康診断の結果に「高血圧気味」の文字が。正直、ショックでした。「まだ40代なのに」「子どもがまだ小さいのに」。
私も料理を担当する立場として「塩分には気をつけていたつもり」だったので、余計に驚きました。けれど調べていくうちに、日本人は気づかないうちにナトリウム(塩分)を摂りすぎていること、そしてその蓄積が「脳卒中」「心臓病」「認知症」などの重大な病気につながることを知り、食生活を見直す決意をしました。
そんな中で出会ったのが、カリウムの働き。ナトリウムの排出をサポートしてくれる栄養素で、特にトマトに豊富に含まれているんです。でも、カリウムは加熱や水に溶けやすく、調理で失われやすいというデメリットも…。
そこで、加熱せず素材をまるごと使えるバイタミックス調理が最適だと感じ、我が家では“トマト習慣”をバイタミックスで始めました。
今回は毎日のトマト習慣で家族に好評のレシピをご紹介いたします。
トマトのセサミヨーグルトスムージー
このレシピは、トマトに含まれるカリウムとリコピン、ごまのセサミン、ヨーグルトの乳酸菌が一度に摂れ、血管を内側から守る抗酸化・代謝サポートの相乗効果が期待できます。
バイタミックスなら、ごまも粉砕できるため、体に吸収されにくい脂溶性栄養素も効率よく摂取可能。粉砕力が栄養の入り口を変えます。
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夏野菜のサルサ
日本人の高血圧リスクの根本原因「塩分の摂りすぎ」を避けるためには、調味料を見直すことが近道です。
このサルサは塩を極力抑えながら、ミニトマト・ズッキーニ・玉ねぎなどカリウムやフィトケミカルが豊富な食材で味の層を作っています。カリウムは体内の余分なナトリウムを排出し、血圧の正常化をサポート。
バイタミックスを使うと、食材の繊維感を適度に残す絶妙な食感に仕上がるのも、継続したくなる理由のひとつです。
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トマトスープのRAW冷製パスタ
ズッキーニやアボカド、ナッツ類など、トマト以外にもカリウムやビタミンE、良質な脂質を豊富に含む食材を組み合わせた、循環器を意識したレシピ。
加熱しないことで、栄養素の損失を最小限に抑えられるRAW(生)調理は、血圧管理とアンチエイジングを両立したい方にぴったりです。
通常は滑らかにするのが難しいナッツ類も、バイタミックスなら簡単に濃厚ソースへ。消化吸収の負担も少なく、毎日でも食べ続けられる一皿に。
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家族の健康と未来を守るパートナー「バイタミックス」
高血圧の主な原因のひとつが「塩分過多によるナトリウムの蓄積」ですが、それを中和・排出してくれるのがカリウムです。トマトなどの野菜にはこのカリウムが豊富。ただし、カリウムは水に溶けやすく、調理過程で損なわれやすい栄養素でもあります。
バイタミックスなら、トマトや野菜を加熱せず、皮や種までまるごと粉砕できるから、カリウムを無駄なく効率よく吸収できる状態で摂ることが可能。また、野菜に含まれる食物繊維やリコピン、セサミンなど、血管の酸化を防ぎ、しなやかさを保つ抗酸化成分もまるごと摂れる点が、通常の調理と大きく違います。
血管は年齢とともに硬くなり、ポンプである心臓への負担が増えて血圧が上がります。カリウムでナトリウムを流し出し、抗酸化成分で血管を守る。この2方向のケアを、1台で、手間なく、日常に落とし込めるのがバイタミックスの魅力です。
毎日のトマト習慣は、我が家にとって大切な安心の習慣になりました。夫の血圧は少しずつ安定し、私自身も肌の調子や体の軽さを実感する日が増えています。
大げさかもしれないけれど、「食べ方を変えることは、生き方を変えること」に通じるのかもしれません。
バイタミックスはただのミキサーではなく、「家族の健康と未来を守るパートナー」。トマトを洗って入れるだけの、ほんの5分の習慣で、10年後の家族の笑顔が変わることでしょう。
【豆知識】高血圧って結局なに?カリウムが大事な理由を分かりやすく解説!
高血圧とは、心臓が血液を送り出すときにかかる血管への圧力が常に高い状態のこと。正常な血圧の範囲は、一般的に診察室血圧で120 / 80mmHg未満、家庭血圧で115 / 75mmHg未満ですが、これを超えて慢性的に続くと「高血圧」と診断されます。
なぜ危険かというと、血管に常に強い圧力がかかることで血管の壁が厚く硬くなり、動脈硬化が進行。その結果「脳卒中」や「心臓病(心筋梗塞・狭心症)」のリスクが格段に上がるのです。
しかも最近では、高血圧が「認知症リスクを2倍にする」との研究報告もあります。
そして、日本人に多い高血圧の原因の1つが「塩分の摂りすぎ」。
塩分(ナトリウム)をたくさん摂ると、体はバランスを保とうとして血中のナトリウム濃度を薄めるために水分を保持します。その結果、血液量が増えて血圧が上がるのです。
ここで役立つのがカリウム。
カリウムは、体内の余分なナトリウムを尿として排出する働きがあり、これによって血液中のナトリウム濃度を下げ、結果として血圧を正常に近づけるサポートをしてくれます。
実際に、カリウムをしっかり摂ることで「高血圧の発症リスクを下げる」とする複数の疫学研究もあります。
カリウムを効率的に摂るには?
野菜や果物に豊富に含まれていますが、調理で茹でこぼしたり加熱しすぎると失われやすいのが難点。だからこそ、加熱せず素材のまま使える「バイタミックス調理」が適しているのです。





